カワウ生息調査と大志田ダムカワウ追払い実施のお知らせ

10月15日(木) 15時~18時までカワウ生息調査(ねぐら調査)を実施いたします。
調査場所は上馬淵川本・支流沿い(鳥越地区~葛巻町江刈地区)、大志田ダム
周辺です。
ロケット花火を使用する場合もありますので、ご協力をお願いします。
またカワウを見かけた場合は被害防止対策に役立ちますので日時、場所、飛来、
飛び去り方向等の情報を漁協まで(メールまたはFAX)ご連絡下さい。

現在判明していることは、青森県との県境周辺にねぐらがあり数100羽位いるので
はないかと思われます。毎朝夜明け頃、数10羽が当上馬淵川本流沿いにも飛来し
ております。

10月20日(火) 9時~15時まで大志田ダム周辺にて一戸猟友会による、カワウの追払
いを実施いたします。一戸猟友会の実弾発砲もありますので付近に来られる場合
は大志田ダム周辺には近寄らないよう(立入禁止区域で実施)ご注意願います。
11月も日にちは未定ですが実施予定です。
現在、大志田ダム周辺には50数羽のカワウの生息を確認しております。
カワウの捕食による被害全体はまだ不明ですが、ワカサギ、鯉、へらぶな の捕食
被害はかなりあるものと思われます。

写真は 2013年7月19日(午後2時頃) 大志田ダムの爆気装置いかだへの追払い発砲後にカワウが驚いて吐き出した捕食物です。あゆは約23cm、やまめは約28cm、銀魚は約16cmありました。あゆ、やまめ、銀魚(オイカワ)は本流からのものと思われます。カワウの1日の捕食量は平均  すると500g(23cmのあゆは約100gなので5尾、春先のヒナを育てるころは3倍の1.5kgを捕食する大食漢です)ですので50羽ですと1日25kg、10日で250kgを食べつくします。
5月のあゆ放流時の稚魚は約10gなので10日で250kg(25,000尾)、今年の放流量は700kgですので計算上は1ケ月で放流全量食べられることになります。実際の捕食被害は3割~4割位と推測されますが来年は、あゆ放流直後に捕食被害状況を詳しく調査する予定です。(1枚目の写真は別地域の参考写真です)

カワウの大きさは、カラスの倍近くもあり、羽を広げると約1.5mもあり、とんびよりも大きいです。  羽は防弾チョッキのように硬く、散弾銃の弾を跳ね返すので猟友会の名手でもなかなか撃ち落とす事ができません。天敵がいないためどこまで増えるのかこの先、漁協の運営を脅かす存在になるのではと非常に心配しております。どなたかカワウ対策についていいアイデア等、ご教授お願い致します。

151014 カワウポスター027     (ファイルサイズが大きいので小さい画面では表示不能になる場合があります)

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